雨宮天ライブ2017 “Aggressive SKY” in Nakano day 2
行ってきた。
先日の名古屋公演がとても良くてまた観たいと思ってたのにだらだらして結局チケットを手に入れたのは当日朝。でもとにかく月灯りからirodoriまでが観たかった。中野1日目のセトリを見て名古屋から全く変わってないとのことなのでたぶん2日目も変わらないのだろうと思いつつ、High Free Spiritsくらいはadrenaline!!!に変わったりするのかなと思ってた。そういえばここに来たのはevery♥ing!以来1か月ぶり、席に着いたら1階20列くらいで、席も同じようなとこだった。
雨宮さんは歌によって声が変わる、歌い方も変わる。かっこいい歌は多いけどかわいい歌も歌える。バラードも綺麗だ。そういえばこれは2ndワンマンライブなのだったと思うほど、色々な歌い方ができる人だなと思う。昔彼女が歌っているのを初めて観たときの粗削りなSkyreachの記憶はまだ残っているのだけど、そろそろ、その印象も消えてしまいそう。
MCの中で彼女にとって歌はそれぞれの歌の主人公になりきることだ、と話していた。去年末の雨宮天のMusic Rainbow 04は彼女がトークする合間に、これまで演じてきたキャラソンを歌うというもので、役者の経験が反映されているイベントだった。そしてそれは彼女自身の歌にも反映されているのだなと思った。
以下ライブの雑感。
1曲目のVelvet Raysは名古屋ではなんとなく入り込めずにぼんやり聴いていて、今度はちゃんとと思っていたけど、やっぱりぼんやり聴いていた。この歌って曲調から荘厳さすら感じる物語の歌だけど、どうもそういう物語の色が強いとぼくは少し距離を置いてしまうみたいだ。セトリの中盤とかにあればまた気持ちが変わる気がする。
でも結局GLAMOROUS SKYを歌うまではあまり入り込めていなかったのは名古屋と同じ印象で、たぶんこれはぼく個人の問題な気がした。
夢空はライブが音源を完全に凌駕してるのでライブでしか聴きたくない。彼女が培ってきたヒロインボイスが聴ける、今はまだ数少ない曲なのでこれからも聴ける機会では大切に聴いていきたい。
Glitterは後から思い返すとMVPだなと思った。盛り上がりづらいカップリングらしい曲だけど、変わった音程を綺麗に力強く歌い上げるのは聴いてて気持ちよかった。トゥルトゥルトゥルでの彼女のテンポの取り方が好き。
GLAMOROUS SKYは昔よく聴いていたから一番自分にとって身近な歌だった。原曲よりテンポを速めたと言っていて、後述のコネクトといい自分の世界を作るために原曲を変えるというのはありそうであんまりやる人いないし、良いなって思った。ぼくにとってスタンドマイクには魔力があって、歌い手が大樹になったようで好きだ。だから彼女のそんな姿が観れて良かった。(またSkyreachでもやってほしいなあ…)
月灯り~コネクト~羽根輪舞~irodoriは傑作だ。正直なところ名古屋で観たこれが観たくてまた来たと言ってもいい。みんな、声優の歌は座って聴こう。
この4つは静かな曲なのもあってライティングが演出で前面に出ていた。曲間に光で舞台を見えなくして、歌い始めにソファに寝転がってる雨宮天が現れたシーンは綺麗だった。衣装も少しずつ変わっていてワンポイント変わってるだけなのにirodoriだ!ってなった。(コネクトの前に着たやつは意味はわからなかった…) コネクトは大胆なジャズアレンジ。羽根輪舞ではダンサーと花や帽子をやりとりしたり。irodoriではダンサーを後ろに従えて、赤のライティング、そして最後の青色が綺麗だった。舞台装置、ダンサー、そして雨宮天。どれが無くても物足りなくなる作りこまれた場面だった。(そういえば舞台下手にあったアレどういう意味だったんだろう?)
名古屋ではここに驚くばかりで冷静に見れなかったから、また観ることができてよかった。
「みなさんのために歌います」と歌ったAfter the Tears。MCの内容も相まって "涙のあとに 咲いた花は 決して枯れない想い" っていい歌詞だなと思った。
ASH、Marvelous sceneはしゅきしゅき~♡なので隣の人に怒られないようにがんばった。楽しかった。Eternalはまだ楽しみ方がわからない。
アンコール初めのチョ・イ・スは卑怯。名古屋で隣の知らないキッズたちと「あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~」って言いながらイントロで跳びはねたのを思い出しつつ、中野も楽しかった。(距離は遠いけど)指差しぐるぐるゼロズレだったし良い今年ラストライブになった。そういえば去年末の雨宮天のMusic Rainbow 04はなぜか0列(2列目センター)でチョ・イ・スに撃ち抜かれたので、また来年も撃ち抜かれたいと思ってしまった。
Fleeting Dream、振りコピしたくないんだけど、どうかな?(歌が聴きたい)(やってもいいけど)(振りコピはチョ・イ・スだけが好き) あと名古屋でのこの曲の2番歌詞飛びの「ららら~♪」をまたどこかで聴きたい(失礼)
Silent Swordはサビを楽しむ方法を模索したい。ただここにきても全く声量が衰えないのは素直に驚いた。
ダブルアンコールですぐに出てきたそらちゃん。選んだのはRAINBOW。これはワイパーからみんなで振りコピをする曲で、この曲を歌うときはみんなと一緒に振りコピできて楽しい!っていう彼女の気持ちが満面の笑みから伝わってくる。確かTrysailではこういうのいっぱいあるよね(この頃行ってないので忘れた…)。彼女の曲はこういうのは少ないから楽しいのだろう。
あと声優が泣くの情報量が多いし好きだけど、あまり言語化しない方がいいかもしれないと思った。
来年の目標は「楽しむ」と言っていた彼女。あの4曲は楽しみながら作ったのだろうし、あの4曲を超えるようなものを来年も観れるといいな。
ぼくの中で声優って25歳で何か一つ良い仕事を見せてくれて、30歳で大きな仕事をするというのがあって。もちろんみんなデビューの時期は違うし個人差はあるのだけど、だいたいそう見てる。
だから今回のライブを観て彼女が1番目のハードルは越えてくれたと思えたし、これから先もっともっと楽しみだなって思った。まる。
セットリスト
- Valvet Rays
- Absolute Blue
- 夢空
- Glitter
- RAINBOW
- GLOMOROUS SKY (中島美嘉)
- 熱情のスペクトラム (いきものがかり)
- High Free Spirits (Trysail)
- 月灯り
- コネクト (ClariS ジャズアレンジ)
- 羽根輪舞
- irodori
- After the Tears
- Skyreach
- ASH
- Marvelous scene
- Eternal
(アンコール)
- チョ・イ・ス
- Fleeting Dream
- Silent Sword
(ダブルアンコール)
- RAINBOW